遺産の範囲について
2025/06/15
遺産分割協議を行う際、法定相続分をベースに話をすることはお伝えしました。
では、遺産分割の対象になる遺産とは、どの範囲のことを言うのでしょうか。
遺産分割の対象となる遺産は、相続が開始した際に、被相続人が有していた財産で、遺産分割時に存在するものを言います。
例えば、相続開始後に、遺産である不動産から生じた賃料は、遺産には含まれません。
また、相続開始後に、相続人の一人がお金を使い込んでしまった場合には、遺産分割時に遺産として存在しないことになりますから、これも対象外です(別途、その相続人に民法上の不当利得返還請求権や、不法行為に基づく損害賠償請求を行うことになります。)
生命保険や死亡退職金等、受取人が指定されているものも、原則として、相続財産には含まれません(今後、ご説明する特別受益に該当する可能性はあります)
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河口法律事務所
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