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祭祀承継について

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祭祀承継について

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2025/06/26

祭祀承継者(さいししょうけいしゃ)とは、系譜、祭具及び墳墓といった祭祀財産や遺骨を管理し、祖先の祭祀を主宰すべき人のことをいいます。

 

祭祀とは、神様や祖先を祭ることをいいます。

 

あまり耳慣れない言葉です。

系譜(けいふ)とは、先祖代々の家系が記されている家系図のようなもののことです。

祭具(さいぐ)とは、仏壇・神棚・位牌・霊位・十字架などをいいます。

墳墓(ふんぼ)とは、墓石・墓碑などの墓標や土葬の場合の埋棺などをいいます。

 

これらは、遺産とは区別され、遺産分割協議のように法定相続分をベースに話し合いをするという制度とは別のものとして整理されています。

 

具体的には

 

1 相続人の指定

2 慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者

3 家庭裁判所が定めた者

という順番で承継することになっています。

 

事前の指定がない場合には、慣習や家庭裁判所によって決められた者が祭祀承継者となることになっていますが、遺言等で、祭祀承継者を指定していた場合には、その指定が優先されますので、事前に、祭祀財産を託したい方を指定しておくことで、祭祀承継者を決めておくことができます。

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