交通事故被害者の方が利用する保険
2025/05/14
交通事故の被害に遭ったときには、相手の自賠責保険や任意保険に対して賠償金の請求をすることができます。
典型的には、加害者である相手方の保険会社に請求するものですが、交通事故の被害者の方が加入している保険を利用することもあります。
1 人身傷害補償保険
現在では、最も典型的かもしれません。
・加害者が任意保険に加入していない
・被害者(ご自身)にも過失があり、損害賠償額が減額されてしまう可能性がある
といった場合に、よく利用されます。
人身傷害保険の利用によって、等級が下がることはありません。
2 被害者の搭乗者傷害保険
最近はあまり見なくなりましたが、搭乗者傷害保険も、被害者が交通事故で死傷したり契約自動車に乗車していて死傷したりした場合に支払いを受けられる保険です。
定額の保険金であることが、人身傷害補償保険との違いです。
人身傷害補償保険と同様に、搭乗者傷害保険の利用によって、等級が下がることはありません。
3 車両保険
物損の関係では、車両保険が一番、利用頻度が多いかと思います。
車両保険は、交通事故によって、車が損傷したケースで、保険金の支払を受けることができます。加害者の対物賠償責任保険が適用されないケースで利用価値があります。
※車両保険は、上記の保険とは異なり、利用すると等級が下がります。したがって、以降保険料が上がります。したがって、利用すべきかどうかのシュミレーションが必要です。
上記以外にも保険商品は多々ありますが、典型的なものを挙げてみました。
このように、場合によっては、被害者の方の保険の利用を検討すべき場面や、むしろ、利用した方が解決に向けてスムーズな場面があります。
交通事故の被害に遭われ、保険の利用についてお悩みの方は、まずは、河口法律事務所にご相談ください。
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河口法律事務所
鹿児島県鹿児島市易居町1-34 リミビル4F
電話番号 : 099-221-0801
鹿児島で交通事故後に対応
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