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治療打ち切り(症状固定)と言われたとき②

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治療打ち切り(症状固定)と言われたとき②

治療打ち切り(症状固定)と言われたとき②

2025/05/08

 前回、交通事故の被害に遭い、通院治療を受けていたのに、保険会社からいきなり打ち切りを言われた場合のことについて、お伝えしました。

 選択肢は、大きく2つあります。

 ①健康保険に切り替えて自費で3割の治療費を負担し、後日、保険会社に請求する

   ②治療を終了し、示談や後遺症の申請を検討する

 

   今回は、①について、ご説明します。

 健康保険に切り替えて自費で通院するパターンです。

 

主治医が、まだ症状固定でないと診断しているにもかかわらず、保険会社が独自の判断で、強引に治療費打ち切ることがあります。

その場合、健康保険に切り替えて3割の自己負担金を自費で支払って通院し、後日保険会社に請求することが考えられます。

しかし、保険会社が治療費を打ち切った後の、被害者の方が自費で支払った分は、以後、後遺症が認定されない限り、交渉レベルで、保険会社が任意に治療費を支払 うのは例外的です。

したがって、この方法を選択する場合には、3割負担分は手出しになることも覚悟して、それでも、治療を継続することを希望するか、あるいは、後から後遺障害が認定される可能性が高そうかといった観点から考える必要があります。

 

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